人生のKPI2017〜ピアノが弾けるようになりたい編〜

今日、久しぶりにセッションしてきまして、っていうとWeb関連の同業者さんには勉強会で発表でもしたのかと思われそうですが、アレですねジャムセッションです。ジャズの。私ピアノ弾いてまして。アコーディオンと。
セッションとはどんなものかと言いますと、どの曲をやるかその場で決めて、その場にいるメンバーと即興で演奏するのをひたすら続けるものです。その場のメンバーと言ってもピアノは一台しかないのでやりたい人が自分で立候補します。つまりみんな演奏したい中で「自分が弾きます」と宣言するだけのある種の図々しさ(笑)と度胸が前提として必要です。
セッションしてる途中って酷い気持ちなんです。劣等感に満ち満ちて私の存在意義とはと自問自答し始め肥大した自意識で呼吸不能になります。私だけかどうかはわからないですけど。
なんでこんなにコンプレックスしか感じたことがないのに私は音楽を続けているんだろうと不思議です。まあ世界と調和できたような満ちた一瞬があるからですね。365日に1秒ぐらいの割合ですけど。・・・満ちた一瞬を1秒でも長く引き伸ばしたい。
飛躍するようですが、昨年は女としても人間としても「ああ、もう今世でやりたいことはこの先の人生に残ってないな」などと思っていました。でも今年に入って「あれ、まだやりたいことがあるぞ」と思いまして。音楽をやる中で満ちた一瞬を引き伸ばしたいというのもそのうちの一つです。それで、今年の目標をはっきりさせようと。人生のKPIを設定しようと。それを明文化しようと。決心しました。

以下の項目についてKPI(重要業績評価指標)を定めます。
・ブログを書く
・サイトをリニューアルする
・ピアノを弾けるようになる
・心の健康
・体の健康
ほんとはこれ全部一記事で書こうとしたけど、この記事書くだけで一月終わりそうだったので小出しにします。

ピアノを弾けるようになる

今回は、その中でも記憶がフレッシュなうちに「ピアノを弾けるようになる」です。
参考までにピアノの経歴は、クラシックを15年くらい、ジャズを断続的に20年弱、です。その膨大で残念な時間に嘔吐しそうです。
今は気分転換にクラシックを弾いたりもしますが、去年から改めてピアノを習い始めてジャズを中心に練習しています。

現状把握

まず、今日のセッションで悔しかったこと、悲しかったことを挙げます。
なにごとも目標設定には現状把握が不可欠ですからね。

  • (今日は譜面見るのはNGだと聞いて)コード進行を覚えていないのでブルースぐらいしかバッキングできない。→譜面覚えないマン
  • (今日は譜面見るのはNGだと聞いて)テーマを覚えていないのでアコーディオンでリードを取ることもできない。→譜面覚えないマン
  • イントロが弾けない。イントロってまだ本編も始まってないのにピアニストがどれだけの技量かどういうセンスかっていうのが一目瞭然じゃないですか。リズム感、フレージング、バッキングセンス。今日は「その程度でよくここに来たね」って思われそうでイントロを頑なに取らなかった結果、ピアニストとしてだいぶ使えない感じになった。
  • バッキングの幅が少ない。音域的にもパターン数的にも。
  • ソロの幅も狭い。音域的にもパターン数的にも。手グセで弾きがち。
  • キメがある曲のキメを覚えていない。・・・元々キメキメの曲はあんまり好きではないので・・・。でもこれでセッションではだいぶ損をしている。
  • 速い曲で安定のロスト。・・・これはもうしょうがない。「速いやつが勝ち」系の曲は興味がないし当面は速い曲は避けて過ごしたいです。

え、20年弱何やってたの?って感じですが、このコードにこの音を乗せられるかどうかという実験に大半を費やしたように思います。当時私がクールだと思っていたワードは「変態」「キレイ系(白人系)」で、モンクとかエバンスとか澤野系とかあの辺の、エモいやつですね。(初めてエモいって使ってみたけど)それでキレイ系変態を目指してテンションを無秩序に積んでました。(あの時なぜ「じゃあ理論を勉強しよう」という発想にならなかったのだろう!)(正統派ではなく変態を目指してたからですね!)(今勉強中です。)

KPI

さてここでKPIですが「次のセッション(春頃にあるらしい)にはなんならトリオでもソロでも弾けるくらいの曲を二曲持っていく。」に設定します。

トリオでもソロでも弾けるようになるために。

  • イントロを作る。低音を有効に使ってドラマチックでダイナミックに。
  • テーマを作る。
    主旋律を覚える。コード進行を覚える。裏コードとか代理コードとかを計算的に詰め込んでいく(今まで「フィーリング」という呪術でゴニョゴニョしてた部分)。バッキングを作る。
    これらをすべて譜面に落として→練習して→暗譜する
    「譜面には書かない。聴いて覚える。」というのを徹底している人が管楽器の方には多いように思う。・・・でも私は採譜はしようと思う。譜面に落とさなかった結果、毎回違うことをやってしまう、手グセで弾いてしまうということをこれまで繰り返しているので。(←覚えてない。覚える気がない。) 聴音した後練習するにも暗譜するにも譜面があった方が便利だし私には向いてるみたいです。
  • バッキングを考える。
    音の取捨選択をして精査する、バッキングのパターン数を広げる。
  • ソロを作る。
    今まで「フィーリング」という呪術でゴニョゴニョしてた部分。起承転結、静と動、暗転明転を意識的に表現する。
  • エンディングを作る。
    ありがちなコードぱらぱら弾いて最後にIの音を低音でガーンとやって締める・・・以外のおしゃれなエンディングを考える。

ここまでをすべて「採譜して」「暗譜する」、これを二曲春に持っていく。
曲は・・・今すでにまあまあ覚えててシンプルなコード進行で好きな曲(マイナーとメジャー一曲ずつ)ということで「Beautiful Love」と「酒とバラの日々」にします。
できればテーマだけでもあと3曲くらい覚えたいけど、大きくは出ないことにします。

ピアノについてはこんな感じかな。
あとレッスンを今、月一なんだけど月二ぐらいにしようか考え中です。

神戸でフリーでWebデザイナーをやっています。 よく飲みよく食べよく寝ます。 お問い合わせ
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