パーソナルカラーの話と生まれて初めてパーマをかけた話とWebデザインの話(2)

この前書いた記事の続きです。

イベントの前に書こうと思ってたのに・・・前の記事がきっかけで先日土曜日にJUSO Coworkingさんでパーソナルカラーのイベントをさせていただきました。
その感想ももしかしたら混じるかもしれませんが、たぶんほとんどカラー関係ない話になります。

 

この春に生まれて初めてパーマをかけてもらいました。ちなみに私は髪を染めたこともありません。

ストレートの時は意図的にわりと直線的な髪型(前下がりのボブとか)をしてたんですが、パーマとともにカットも女の子らしいゆるふわな感じにしてもらったのです。
「いやそれパーマいる?」という髪型の切り抜きを持って行ってこんなパーマかけて、とオーダーしたんですが、私が絶大なる信頼を抱いてるその美容師さんはその辺の微妙な乙女心を汲み取ってくれて、無事ゆるふわパーマが完成したというわけです。
そしてこれは副産物か美容師さんの計算か、髪型が軽いゆるふわになったことで前より光を通すようになって髪色も若干明るくなりました。
(あと、意図せずふくよかになりました・・・)

 

前回の記事で私はWinter/Autumnだと書きました。

Winter/Autumnのイメージはダークでヘビーです。
特にWinterは直線的で大胆、前衛的、カッコイイ系が得意です。

私はチキンなのでそこまで大胆な格好はしていませんが、ダーク系の甘くない服装を心がけてはいました。(単純に着たい服を着てただけですけど)
甘くない≠セクシーでない、で例えばフリルのついたブラウスではなく深めのVネックを選ぶ、フレアスカートではなくタイトスカートを選ぶ、そういう感じです。

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Winter/Autumnの判断要素として髪色や目の色がダークなことは大きく影響していますが、髪型が直線的なこともWinterのイメージを助長しています。

その髪型(と髪色)が変わったことでいきなりSummerになることは私の場合ありませんでした。
でもHard WinterからSoft Winterぐらいには変わった気がします。
例えば同じ黒いワンピースでも直線的なタイトなものではなく小花柄のタックを大きめにとったふんわりとしたものが自然に似合うようになりました。
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(この記事を書こうと思い立ってから時間が経ってしまって、今はふんわりガーリーからもう少しルーズな大人っぽい感じを目指してます!)

 

前置きが長くなったんですが(前置きやったんかい!)、Web(に関わらず?)デザインの工程に似てるな、とこの一連を経験して思ったんです。
まず、「私」という素材があります。商店でもブランドでもいいです。サイトをリニューアルしたいと言われました。
今はかっこいい系の近寄りがたいイメージで売ってたとします。だけど、もうちょっと親しみやすくしたい、ハードルを下げたい、そういう依頼です。(私がパーマかけてない女の子の写真を持って行って「パーマかけたいねん」と言ったところです。)
でもそういう依頼を受けて、例えば楽天みたいなデザインをしたらどうでしょうか。「いやいやいやいや」ってなりますよね。

それは極端な例ですけど、その時デザイナーさんは単に親しみやすさをビジュアル化するのではなく素材であるところの「私」を親しみやすい方向に「寄せる」という作業をすると思います。
ここが敏腕美容師の腕の見せどころ、デザイナーの腕の見せどころ、です。
この「寄せる」というのが実はキーワードで、ここで「私」がWinter/Autumnの特徴を持っているということを把握していないとどこから始めたらいいのかわかりません。いきなりポップ路線に行ってしまうかもしれません。「親しみやすく」の言葉の表面に囚われて楽天デザインをするかもしれません。(念のために言っておきますけど楽天デザインdisってません。)それではWinter/Autumnの私はついていけないまま浮いてしまいます。(どっちかというとダークなので沈んでしまいます。)
「寄せる」っていうのはあくまで現在地点を把握していないとできないことです。「現在地点から親しみやすい路線に寄せる」これがデザインなのかなーと私は思っています。

それで、もし「商店私」が楽天に出店するということになったら、即いわゆる楽天デザインになるでしょうか?たぶん楽天に「寄せた」「商店私」になるはずです。
ここでは楽天のことも商店私のことも把握して寄せていくことが必要になります。

もちろん「デザインを一新したいんです!」という依頼もあると思いますが、その時も素材の現在地点を把握しないと今のデザインのどこが素材と合っていないのかわからないので素材の本質や現在地点を見極めることが大事ですね。

ゴールを目指すことも大事だけどスタート地点を確かめることが大事だぞ、スタート地点を把握してないとゴールに「寄らない」ぞ、という自戒です。

 

あー、めっちゃ当たり前のこと書くのに、めっちゃ寄り道した。
しかもこの駄文がもうバリバリデザインしまくってる方々の目に触れると思うといたたまれない気持ちになってきたな・・・。
でもおかげでパーソナルカラーのイベントもできてラッキーだった。

イベントに参加してくださった方、私がセカンドまで診断するのはそういうことです。
セカンドまで知ると自分の傾向が見えてきます。
自分のなりたいイメージにどんな風に寄せていけばいいのかがわかってきます。(私が黒の小花柄のワンピースを着たように)
そうすると冒険も怖くなくなりますよーレッツトライ!
(最後強引にパーソナルカラーの話に戻した。)

神戸でフリーでWebデザイナーをやっています。 よく飲みよく食べよく寝ます。 お問い合わせ
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